【3月24日 AFP】サッカーベルギー代表が、同国で発生した連続テロ事件を受けて、ポルトガル代表との親善試合の会場をブリュッセル(Brussels)から移動することになった。

 現在国際サッカー連盟(FIFA)の世界ランクで首位に立つベルギーは、29日に首都ブリュッセルでポルトガルとの試合を控えていた。

 しかし、ブリュッセル国際空港(Brussels Airport)と同市内の地下鉄の駅で発生し、31人が死亡した連続テロを受けて、ベルギーサッカー協会(KBVBURBSFA)は23日、「安全上の理由」により試合の取りやめを発表した。その後、ポルトガルサッカー連盟(FPF)が、この一戦を同国のレイリア(Leiria)で代替開催することで両国が合意したと明かした。

 ベルギー代表のマルク・ヴィルモッツ(Marc Wilmots)監督は、「ブリュッセルで、ホームで戦いたかった。私は恐怖に逆らうからだ。やつら(テロリスト)に、不快な出来事が国を揺さぶろうとも、大多数の人々の暮らしが続いていることを示すために、ここで試合をしたかった」と語った。(c)AFP