【3月23日 AFP】ミャンマーの与党・国民民主連盟(NLD)は22日、同国で数十年ぶりに誕生する文民政権の外相にアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)党首が就任すると明らかにした。憲法の規定で大統領就任を阻まれたスー・チー氏だが、閣内で正式なポストを得ることになった。

 ミャンマーの民主化運動を指導してきたスー・チー氏は先に、来週大統領に就任する側近のティン・チョー(Htin Kyaw)氏を超えて政権を主導していく方針を示している。

 NLDの報道官はスー・チー氏の外相就任を認め、他の役職も兼務する可能性を示唆。しかし詳細は明かさなかった。

 新政権の閣僚ポストは18あるにもかかわらず、NLDは15人の名前しか挙げていない。そのためスー・チー氏が外相に加え、教育相、エネルギー相、大統領府相という4ポストを兼任するのではないかという観測が浮上している。(c)AFP