【3月22日 AFP】友人の妻との性行為を隠し撮りされた動画がインターネットで公開され、プライバシーを侵害されたとして、米人気プロレスラーのハルク・ホーガン(Hulk Hogan)氏(62)がゴシップサイト「ゴーカー(Gawker)」を訴えていた民事裁判で、フロリダ(Florida)州の裁判所の陪審は21日、同サイトに対して、先週支払いを命じた損害賠償に懲罰的損害賠償として2500万ドル(約28億円)を加えた計1億4000万ドル(約157億円)の支払いを命じた。

 ホーガン氏は動画の公開でプライバシーが侵害され、恥をかかされたと主張。同氏の弁護士によると、2分弱のこの動画は2012年10月に公開されてから約700万回再生されている。

 ホーガン氏は1億ドル(約112億円)の損害賠償を求めていたが、同州セントピーターズバーグ(St. Petersburg)の裁判所の陪審は18日、それを上回る1億1500万ドル(約129億円)の支払いを命じる評決を下していた。

 ゴーカーは控訴する方針。(c)AFP