■トップアスリートは思考が同じ

 ジョコビッチは、「それぞれのスポーツで、トップレベルにいるプロのアスリートは大勢いる。その中で、説明の仕方は違うかもしれないが、思考は僕とほとんど同じだと思う」と話している。

「アスリートとして自分の可能性を最大限に発揮できる選手は、その本質があらゆる面でほぼ同じなんだ。テニスでも、トップ選手は高いレベルの技術や知識を持っている。そうでなければ、ここにはいないよ」

「数字に頼る者もいれば、直観や本能に頼り、状況を把握して、ここぞという時に行動に移せる者もいる。その力をバランス良く発揮できれば最高だね」

 四大大会(グランドスラム)で唯一優勝経験がない全仏オープン(French Open)で、今年こそキャリアグランドスラムを達成するため、ジョコビッチには、こうした努力や情熱が必要になる。

 BNPパリバ・オープン3連覇を足掛かりに、ローラン・ギャロス・スタジアム(Stade Roland Garros)で悲願の優勝を目指すジョコビッチは、「これまでと同様に、今年の全仏オープンは、シーズンで最も重要な大会の一つ」と意気込んでいる。

「僕はクレーコートで育った。その大好きなクレーコートでは、まだグランドスラムのタイトルを手にしていないが、これまで何度も、あと一歩のところまで迫っている。トロフィーを獲得するまでには、それほど時間はかからないだろう」

(c)AFP/Greg Heakes