【3月11日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ（UEFA Europa League 2015-16）は10日、決勝トーナメント2回戦の第1戦が各地で行われ、リバプール（Liverpool FC）が2-0でマンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）に、ボルシア・ドルトムント（Borussia Dortmund）が3-0でトッテナム・ホットスパー（Tottenham Hotspur）に、それぞれ勝利した。

　リバプールは、因縁のライバルであるユナイテッドとの欧州カップ戦では初めてとなった一戦で、快勝を収めた。本拠地アンフィールド（Anfield）で終始試合の主導権を握ったリバプールは、ダニエル・スターリッジ（Daniel Sturridge）のPKで先制すると、ロベルト・フィルミーノ（Roberto Firmino）が追加点を挙げた。一方のユナイテッドは、ルイス・ファン・ハール（Louis van Gaal）監督の下では、ダービー初黒星を喫している。

　17日にユナイテッドの本拠地オールド・トラフォード（Old Trafford）で行われる第2戦を控え、ユルゲン・クロップ（Jurgen Klopp）監督率いるリバプールは、準々決勝進出に大きく近づいている。

　一方でドルトムントは、ターンオーバーを選択したマウリシオ・ポチェッティーノ（Mauricio Pochettino）監督率いるトッテナムを一蹴した。

　トッテナムで通算100試合目を迎えたポチェッティーノ監督は、デレ・アリ（Dele Alli）が出場停止の中、5日に行われたアーセナル（Arsenal）とのリーグ戦から7選手を入れ替え、ハリー・ケイン（Harry Kane）をベンチに置いた。

　一方、イルカイ・ギュンドアン（Gundogan&category%5B%5D=AFPBB>記事&category%5B%5D=ワールドカップ&category%5B%5D=五輪">Ilkay Gundogan）が負傷で欠場したものの、ほぼフルメンバーのドルトムントは、ピエール・エメリク・オーバメヤン（Pierre-Emerick Aubameyang）が先制点を挙げると、マルコ・ロイス（Marco Reus）がさらに2得点を決めるなどトッテナムを圧倒し、8強入りに前進している。

　一方、昨季王者のセビージャFC（Sevilla FC）は、敵地で終盤に10人の戦いを強いられたものの、FCバーゼル（FC Basel）と0-0で引き分けた。

　また、アスレティック・ビルバオ（Athletic Bilbao）は、雨のサン・マメス（Estadio San Mames）でバレンシア（Valencia CF）を下し、スペイン勢同士の対戦に先勝している。

　しかしながらスペイン勢では、ホームのエル・マドリガル（El Madrigal）でバイヤー・レバークーゼン（Bayer Leverkusen）に2-0で勝利したビジャレアル（Villarreal CF）が、準々決勝に向けて最も好位置につけている。

　その他の試合ではシャフタール・ドネツク（Shakhtar Donetsk）がホームで3-1とRSCアンデルレヒト（RSC Anderlecht）に、フェネルバフチェ（Fenerbahce）がこちらもホームで1-0でSCブラガ（SC Braga）に勝利し、ラツィオ（SS Lazio）が敵地でスパルタ・プラハ（Sparta Prague）と1-1で引き分けている。(c)AFP/Andy SCOTT