ヒルシャーの総合優勝が事実上確定、大回転の種目別制覇も決める
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【3月6日 AFP】2015-16アルペンスキーW杯は5日、スロベニアのクランスカ・ゴーラ(Kranjska Gora)で男子大回転第10戦が行われ、マルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)が優勝を飾り、事実上の総合優勝を決めた。
総合争いで首位に立つヒルシャーは今季残り7戦とする中、2位につけるヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen、ノルウェー)に333ポイント差をつけている。クリストファーセンはAFPに対し、4戦が残されているスピード系の種目を欠場するとコメントしており、同選手は今後最高でも300ポイントしか獲得できない。
そのためヒルシャーは、史上初の5年連続となる総合優勝のクリスタルグローブ獲得が確実となった。
ヒルシャーは「今日は特別な日になった。数字を見てみると、今年は最高のシーズンだったと思う。それと同時にこれまでで一番頑張った。ヘンリクがスーパー大回転には出ないと言ってくれたけれど、ジョークかもしれないよね」と語った。
ヒルシャーはこの日、2本合計2分12秒58を記録。2位には0秒53差でアレクシス・パンテュロー(Alexis Pinturault、フランス)、3位には1秒59差でクリストファーセンが続いた。
この勝利でヒルシャーは、2年連続となる大回転の種目別優勝を決めている。(c)AFP