【2月20日 AFP】2015-16アルペンスキーW杯は19日、イタリアのラ・トゥイール(La Thuile)で女子滑降第7戦が行われ、優勝を飾ったララ・グート(Lara Gut、スイス)が、総合争いでこの日クラッシュしたリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn、米国)を抜き、首位に浮上した。

 W杯通算77勝目を目指すボンは、グートと総合争いでつばぜり合いを繰り広げている。

 しかしこの日のボンは荒れた雪面に苦戦し、クラッシュして側転状態となり地面に倒れ込んだものの、無傷だった。

 これを前にグートは1分35秒57を記録し、1秒02差の2位にオーストリアのコーネリア・ヒュッター(Cornelia Huetter)、さらに0秒01差の3位にイタリアのナディア・ファンキーニ(Nadia Fanchini)を抑えた。

 今季6勝目、通算18勝目を挙げたグートは総合争いで100ポイントを追加し、合計1073ポイントとした。2位のボンは13ポイント差で追い掛けている。(c)AFP