【3月5日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は4日、今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)とヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2015-16)の決勝で、ゴールライン・テクノロジー(GLT)を採用すると発表した。

 すでに、今夏フランスで開催される欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)や来季のチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)でのGLT採用は1月に発表されていたが、今回、5月18日にスイス・バーゼル(Basel)で行われるヨーロッパリーグの決勝、そして同月28日にイタリア・ミラノ(Milan)で行われるチャンピオンズリーグ決勝でも同システムが導入されることが決まった。

 GLTはすでにイングランド・プレミアリーグ、イタリア・セリエA、ドイツ・ブンデスリーガ1部、フランス・リーグ1で採用されており、今後はUEFA主催の全大会での採用が見込まれている。

 しかしながら、1月の決定発表当時にUEFAの事務局長を務めていた現国際サッカー連盟(FIFA)会長のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)氏は、欧州全土で大会が行われることもあり、すべてのスタジアムに必要な技術を持ち込むことが計画実施の悩みの種になると明かしていた。GLTが導入されている国の場合でもフランスのシステムは、イングランドやドイツ、イタリアとは異なるものとなっている。(c)AFP