【2月28日 AFP】2015-16アルペンスキーW杯は27日、アンドラのソルデュ(Soldeu)で女子スーパー大回転第6戦が行われたが、総合首位のリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn、米国)がレース中に激しく転倒し、左膝のヘアライン骨折と診断を受けた。

 スピード系女王のボンは、転倒直後に起き上がることができず、担架で運び出された。

 ボンは、アイスパックで膝を冷やしている写真をインスタグラム(Instagram)に投稿し、「今日は柔らかい雪に足を取られ、かなり激しくクラッシュした。レントゲン検査で、左膝にヘアライン骨折が見つかった。月曜日(29日)にMRIを撮る」と明かした。

 膝を痛めたボンだが、同会場で行われる28日のアルペン複合についても、欠場するとは断言しておらず、「明日の状態を確認して、滑れるかどうかを決める。またお伝えします」と投稿している。

 この日のレースは、コンディションの問題でスタートが3時間遅れていた。総合2位のララ・グート(Lara Gut、スイス)がすぐ後ろに控える中、試技をスタートしたボンは、見通しが悪いコースの終盤でコースを外れ、激しくクラッシュした。

 スピード系種目で圧倒的な強さを誇り、五輪とアルペンスキー世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships)で金メダルを獲得しているボンは、W杯でも4度の総合優勝を果たしている。

 2013年からの2年間は、膝の故障でシーズンのほとんどを棒に振っていたボンだが、31歳にして再びかつての輝きを放っており、今季のW杯では、スウェーデンのインゲマル・ステンマルク(Ingemar Stenmark)氏が保持する歴代最多勝利数に迫る、通算76勝を達成している。(c)AFP