【2月28日 AFP】ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2016)は27日、男子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は6-4、7-6(15/13)でマルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)を退け、「クレイジーなタイブレーク」の末に優勝した。ワウリンカにとっては、チェンナイ・オープン(Chennai Open 2016)に続くシーズン2勝目、キャリア通算では13個目のタイトルになった。

 昨年の全仏オープン(French Open 2015)覇者ワウリンカは、今季の戦績を13勝2敗に伸ばすと、決勝では9大会連続の勝利を収めた。決勝に進出しながらタイトルを逃したのは、2013年のリコー・オープン(Ricoh Open)が最後となっている。

 約2時間に及んだ決勝戦で、ワウリンカは、タイブレークで先に4-1のリードを奪ったものの、ここから、バグダティスに追いつかれ、5度のセットポイントをしのぐ羽目になった。

 それでも最後は、ワウリンカが4度目のマッチポイントをものにして、試合に決着をつけた。

「タイブレークで6-6になるまでは、僕が常にミニブレークで先行していた」としたワウリンカは、「しかし、そこから張り詰めた空気での試合になった。6-6、7-7、10-10とね。試合にとどまるため、シンプルかつアグレッシブにプレーした。2セットで勝てて良かった」と話した。

 30歳のワウリンカが最後にドバイ(Dubai)でプレーしたのは、2008年大会で、そのときは初戦敗退に終わっていた。

「決勝戦は、この1週間で最高の試合になった。今日のレベルに満足している。最後まで厳しい戦いを強いられた。なかなかクレイジーなタイブレークだったね」

(c)AFP/Scott WILLIAMS