【2月25日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)は24日、決勝トーナメント1回戦の第1戦が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は3-1でディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)を下した。

 前の試合を若手主体のメンバーで大敗したシティは、そこから先発10人を入れ替え、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)やダビド・シルバ(David Silva)、ヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)、ヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)らが復帰。まったく別のチームに変わった上、公式戦3連敗中ということもあって、気持ちが入っているように見えた。

 そして、アグエロとシルバが主力の実力を見せつけるかのように得点を挙げ、前半で2点を先行して試合の主導権を握ると、後半にヴィタリー・ブヤルスキー(Vitaliy Buyalskiy)に1点を返されたものの、終了間際にトゥーレが美しいシュートを決めてダメを押した。

 直前のチェルシー(Chelsea)とのFAカップ(FA Cup 2015-16)5回戦は、経験のほとんどない若手を並べて1-5で大敗するなど、国内では足踏みが続いているシティだが、この日は敵地で見事な試合内容を披露し、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ8強入りへ大きく前進している。

 過去2シーズンは、決勝トーナメント1回戦でどちらもFCバルセロナ(FC Barcelona)を引き当ててしまい、準々決勝進出を阻まれてきたシティだが、今季は抽選にも恵まれた。ウクライナでは国内リーグに長い冬季中断期間があり、対戦相手のディナモ・キエフはこれが12月以来となる公式戦だったことも大きかった。

 主将を務めるコンパニーは、BTスポーツ(BT Sport)に対して「アウェーでは最高と言える結果だ。これ以上は望みようがない」とコメントした。

「内容が良かったし、3-1という結果も良かった。みんな満足しているけど、調子に乗りすぎないようにしたい。この試合でも、もっと点を決めることができたはずだし、こういうマン・シティらしいパフォーマンスをもっとたくさん見せていきたい」

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