【2月21日 AFP】(写真追加)手足に木の皮のようなイボができたことで「ツリーマン(樹木男)」の異名を取っているバングラデシュ人アブル・バジャンダル(Abul Bajandar)さん(26)が20日、ダッカ医科大学病院(DMCH)で手術を受け、一部のイボを無事に除去した。関係者がAFPに語った。

 バジャンダルさんのイボは10年前からでき始めて大きくなり、少なくとも5キロの重さがある。バジャンダルさんは除去手術を受けるため、先月DMCHに入院した。

 DMCH関係者によると、手術は9人の医師団が担当し、3時間半かけてバジャンダルさんの右手にできていた巨大なイボを取り除いた。関係者は「手術は成功し、右手の5本の指全てからイボを取り除いた。バジャンダルさんは喜び、笑顔を見せている」と語った上で、今後3週間経過観察を行い、さらに手術を進めるかどうか判断する方針を明らかにした。関係者は「非常に難しい治療」だとしている。

 バジャンダルさんのイボは検査で悪性腫瘍でないことが確認されており、この結果を踏まえて手術が行われることになった。バングラデシュ政府は治療費の負担に同意しており、バジャンダルさんの容体はシェイク・ハシナ(Sheikh Hasina)首相にも報告されている。(c)AFP