【2月17日 AFP】台湾国防部(国防省)は17日、中国が周辺国と領有権を争っている南シナ海(South China Sea)の西沙諸島(英語名:パラセル諸島、Paracel Islands)に地対空ミサイルを配備したと発表した。

 米FOXニュースは16日、中国のミサイル発射装置が先週のうちに同諸島にあるウッディー島(Woody Island、中国名:永興島、Yongxing)に到着していたと伝えた。ミサイル発射装置8基とレーダー1基から成る2部隊分のシステムが到着したことが画像から見て取れると報じた。

 FOXニュースの報道の後、台湾国防部は発射装置の存在を確認した。西沙諸島をめぐっては台湾、ベトナム、中国が領有権を主張しているが、ベトナム戦争が終結した1970年代半ば以降、中国がその全体を実効支配している。(c)AFP