日本代表の松島、スーパーラグビーのレベルズに期限付き移籍
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【2月6日 AFP】ジャパンラグビートップリーグのサントリーサンゴリアス (Suntory Sungoliath) は5日、松島幸太朗(Kotaro Matsushima)が世界最高峰リーグ・スーパーラグビー(Super Rugby)のメルボルン・レベルズ(Melbourne Rebels)に期限付き移籍すると発表した。
22歳の松島は、日本人選手では堀江翔太(Shota Horie)、マレ・サウ(Male Sau)、稲垣啓太(Keita Inagaki)に続き、ここ数年でレベルズに加入した4人目の日本人選手となる。
サンゴリアスの公式ウェブサイトで、松島は「レベルズでの挑戦は、自分にとってすばらしい経験になります。出場してチームに貢献したいと思います」と語った。
アフリカ出身で俊足を誇る松島は、2014年に日本代表デビューを飾り、昨年のW杯イングランド大会 (Rugby World Cup 2015)でもブレイブブロッサムズ(Brave Blossoms、日本代表の愛称)の一員として出場した。
昨季はNSWワラタス(NSW Waratahs)で特に目立った活躍をみせられなかったものの、今月末に開幕するスーパーラグビーではレベルズの一員としてプレーすることになる。
サンゴリアスは声明を発表し、 「昨シーズンに引き続き、松島幸太朗のスーパーラグビー挑戦を非常にうれしく思います。彼の挑戦が本人のみならず、サンゴリアスそして日本ラグビーの発展に繋がるものと信じております」とコメントした。
2016年シーズンのスーパーラグビーでオーストラリアもしくはニュージーランドのチームと契約した日本人選手は、先日ワイカト・チーフス (Waikato Chiefs)に加入した山下裕史(Hiroshi Yamashita)に続き、松下で6人目となる。
昨年のW杯で3勝を挙げながら決勝トーナメントに進出できなかった日本代表の中では、大会後に一躍スター選手の仲間入りを果たし、レッズ (Queensland Reds)と契約した五郎丸歩(Ayumu Goromaru)が海外で最も知名度の高い日本人選手となっている。
日本代表ではほかにも主将のリーチマイケル(Michael Leitch)がチーフス、サウがブルーズ(Blues)、そしてツイヘンドリック(Hendrik Tui)が五郎丸とともにレッズでプレーすることになっている。(c)AFP