【1月31日 AFP】コロンビア政府は30日、ジカウイルスに感染した妊娠中の女性が2000人を超えたことを明らかにした。妊婦がジカウイルスに感染すると、胎児の脳に深刻な先天性の異常を引き起こす疑いがある。

 コロンビアの国立衛生研究所によると、妊娠中の女性2116人を含む2万297件の感染例がこれまでに報告されている。これは同地域でブラジルに次ぐ2番目の感染数となる。

 ジカ熱の症状そのものは比較的軽いとされているが、妊婦が感染した場合、胎児の頭部と脳が通常よりも小さくなる先天異常の小頭症を引き起こす恐れがある。小頭症への治療法はなく、子どもの運動・認識能力の成長に永久的な損傷を与えるとされる。

 世界保健機関(WHO)は28日、ジカ熱ウイルスが米大陸で「爆発的に拡大している」と警告し、2016年中に300~400万人の感染者が発生すると予測した。

 ブラジルでは現在までに約150万件の感染例が報告されており、流行が確認された昨年以降の小頭症の症例は3718件に上っている。一昨年の平均は163件だった。

 コロンビアの国立衛生研究所によると、同国での全感染例のうち1050例は研究所での試験で判明、また診察では1万7115例が確認されているという。残りの2132件については感染の疑いが持たれている。同国では女性の感染数が多く、全体の63.6%を占める。

 コロンビア政府は今年だけで60万人のジカ熱感染者と、500件の小頭症発生を予測しており、今後6~8か月間は妊娠を避けるよう呼びかけている。(c)AFP