【1月29日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)の本拠地ステープルズ・センター(Staples Center)の外に、往年の名選手シャキール・オニール(Shaquille O'Neal)氏の銅像が建てられることになった。

 ロサンゼルス(Los Angeles)の中心街にある同センターには、同じくレイカーズの名選手であるジェリー・ウェスト(Jerry West)氏とカリーム・アブドゥル・ジャバー(Kareem Abdul-Jabbar)氏、マジック・ジョンソン(Magic Johnson)氏の銅像が建てられているが、オニール氏も彼らの仲間入りをすることとなった。

 その他にも、北米アイスホッケーリーグ(NHL)のロサンゼルス・キングス(Los Angeles Kings)を人気チームへ引き上げたNHLの象徴ウェイン・グレツキー(Wayne Gretzky)氏、プロボクサーのオスカー・デラホーヤ(Oscar De La Hoya)氏、レイカーズの名物キャスターだったチック・ハーン(Chick Hearn)氏の銅像が飾られ、功績が永遠にたたえられている。

 製作者が公開した画像データによると、銅像はオニール氏が豪快なダンクシュートを決めている瞬間をとらえたものになるとみられる。

 レイカーズの社長兼共同オーナーであるジーニー・バス(Jeanie Buss)氏は、声明で、「ステープルズ・センターには、すでに銅像として栄誉をたたえられているレジェンドたちがいますが、シャックが彼らと肩を並べる日が来ることを楽しみにしています」と話した。

「シャックは体の大きさだけでなく、名声、そしてレイカーズの一員としての実績でも巨人級です。シャックはまさに、この場所の礎を築いた人物です。センターの建設に大きく貢献したのみならず、世界有数の知名度を誇るアリーナに成長させたのもシャックです。銅像にされるのにふさわしい功績と言えます」

 銅像が建てられることについては、事前に球団からオニール氏には伝えられておらず、27日夜のトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!(Jimmy Kimmel Live!)」の生放送中に初めて知らされた本人は、非常に驚いていた。

 オーランド・マジック(Orlando Magic)でNBAでのキャリアをスタートさせたオニール氏は、1996年にレイカーズへ加入すると、2004年にマイアミ・ヒート(Miami Heat)とのトレードに出されるまで、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)とのコンビでウエスタンカンファレンスを席巻した。

 2000年、2001年、2002年にレイカーズをリーグ3連覇に導き、そのすべてでファイナルMVPを獲得。1999-2000シーズンには、レギュラーシーズンMVPにも輝いた。(c)AFP