【12月15日 AFP】米バスケットボール協会(NBA)のウェブサイトは14日、バスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)入りの資格基準が変更される予定であると発表した。これにより、2016年の殿堂入り候補にはシャキール・オニール(Shaquille O'Neal)氏、アレン・アイバーソン(Allen Iverson)氏、そして中国の姚明(Yao Ming、ヤオ・ミン)氏が含まれる見通しとなった。

 現地メディアは匿名の情報筋の話として、バスケットボール殿堂が候補の資格基準となる年数を現行より1年短縮させるなど、いくつかの点を変更する計画があると報じている。

 資格年数を5年後から4年後に短縮することにより、同殿堂では候補者が6年後まで投票を待つことになるのを回避する狙いがある。

 新計画案では候補者が引退から5シーズン後ではなく、暦年で5年後に資格を満たすことになるため、姚氏とアイバーソン氏のほかに、ジェイソン・キッド(Jason Kidd)氏とスティーブ・ナッシュ(Steve Nash)氏ら数人が早くも候補入りを果たし、1年目で選出される可能性が開かれた。

 現行基準では、姚氏とオニール氏はもう一年投票を待たなければならないことになる。

 一方、すでに候補資格を持ちながら殿堂入りを逃しているティム・ハーダウェイ(Tim Hardaway)氏、ケビン・ジョンソン(Kevin Johnson)氏、クリス・ウェバー(Chris Webber)氏らは、新たに前倒しで候補となる見込みのこれらの元スター選手としのぎを削ることになる。

 また、姚氏は引退から5年を待たずにバスケットボール界への貢献が認められる候補者に推されたが、これを拒否していた。

 2016年の殿堂入り最終候補は、来年2月に発表されることになっている。そして、同4月に最終選考が行われ、同9月に米マサチューセッツ(Massachusetts)州のスプリングフィールド(Springfield)で殿堂入り式典が行われることになっている。(c)AFP