【1月27日 AFP】イタリア・セリエA、ASローマ(AS Roma)のダニエレ・デ・ロッシ(Daniele De Rossi)が26日、ユベントス(Juventus)のマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)に対して人種差別的な暴言を浴びせたと非難されている件で謝罪した。

 事件が起きたのは、激しい試合となった23日のリーグ戦。両者が交錯した後、デ・ロッシがマンジュキッチに何かを言っている様子がカメラにとらえられていた。口の動きからその言葉は「黙れよ、くそジプシー」だと言われていた。

 ローマ(Rome)の各種市民団体からクラブに問い合わせはあったものの、イタリアサッカーでは録画映像をさかのぼって確認し、それを基に処分を科すことはない。現場で処分が下されず、主審もこの件を記録していなかった時点で、デ・ロッシに罰則が科される可能性はなかった。

 デ・ロッシはこの日、謝罪をしたものの、その言葉は直接マンジュキッチに向けられたものではなかった。

 伊テレビ番組「レ・イエネ(Le Iene、ハイエナの意味)」で、司会者からこの件についてコメントを求められたデ・ロッシは、「気分を害した人たちには申し訳なく思う」と語った。

「言うべきではない言葉を口にしているところを、テレビカメラにとらえられてしまった。こういう言葉が出るのは今回が初めてじゃない。ピッチではそういう言葉がいつも飛び交っている」

「サッカーではときどき、選手の見せてはいけない部分が表に出てしまうんだ。それが言い訳になるわけではないけどね。これからは、そういうことを言わないようにするか、監督が言うように、口元を手で隠すようにするよ」

 ローマのルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督は、デ・ロッシの発言を否定していない。スパレッティ監督は、試合を通じてマンジュキッチがローマの選手を挑発していたと主張。デ・ロッシにとって唯一の過ちは、選手や監督が普段よくやるように口元を手で覆わず、発言の内容を悟られてしまったことだと話していた。(c)AFP