【4月7日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)は、復活祭(イースター)休暇に行われたジュニアサッカーの国際大会で、U-10チームに所属する黒人選手が、観戦に来ていた一部の親から人種差別行為を受けた疑いがあるとして、これに不快感を示している。

 事件が起きたのは、トスカーナ(Tuscany)州フォルテ・デイ・マルミ(Forte dei Marmi)で行われたユニバーサル・カップ(Universal Cup)で、ACミランがパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に勝利した5日の試合とされている。

 マリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)やズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)などトップ選手の代理人を務めるミノ・ライオラ(Mino Raiola)氏は同日、ツイッター(Twitter)上に、今回の出来事について警鐘を鳴らすメッセージを投稿した。

「ユニバーサル・カップのミラン対PSGの試合で、一部の親が10歳の黒人選手にブーイングを行ったことにショックを受けている。頑張れ、少年たちよ。われわれは、弱くて無知な人種差別主義者よりも強い」

 一方、ミランは事件が実際に起きていたかどうか確認していないものの、事実ならば「容認できない」としている。

 ミランは6日の声明で、「昨日(5日)行われたミラン対PSGの試合で、黒人の子どもたちが観戦に訪れた『人々』から人種差別行為を受けた疑いがあるという報告を受けた」と述べた。

「われわれは大げさに騒いでことを荒立てるつもりはないが、疑惑が事実無根であるか、特異なケースであることを切に願っている」

「しかしながら、それが事実ならば断じて容認できない」

 ACミランは、決勝でインテル(Inter Milan)を破り、大会制覇を果たしている。

 ミランはまた、声明の中で「ミランは、サッカーや人生において大きな経験となる大会で、それにふさわしい優勝を飾った。選手たちは人種差別騒動を受けて強さを増し、今は何よりもピッチでの成功に満足している」と述べている。

 伊サッカー界で頻発する人種差別行為は、長らく問題視されている。(c)AFP/Justin DAVIS