【1月25日 AFP】15NFLは24日、プレーオフのカンファレンス決勝が行われ、ナショナル・カンファレンス(NFC)はカロライナ・パンサーズ (Carolina Panthers)が49-15でアリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)に圧勝し、第50回スーパーボウル(Super Bowl 50)の切符を手にした。

 パンサーズは、QBキャム・ニュートン(Cam Newton)が自ら2本のタッチダウンランと2本のタッチダウンパスを成功させる活躍をみせ、来月7日にサンフランシスコ(San Francisco)で行われるスーパーボウルではデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)と対決することになった。

 アメリカン・カンファレンス(AFC)決勝では、ブロンコスが20-18でニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)に競り勝っている。

 ニュートンが輝きを放ったパンサーズは、これでホーム13連勝を飾り、ペイトリオッツに敗れた2004年以来通算2度目のスーパーボウル出場を果たすことになった。

 28本中19本のパスを通して計335ヤードを記録したニュートンは、パスで300ヤード以上と2本のタッチダウンランを決めたプレーオフ史上初の選手になり、パンサーズはNFC決勝の歴代最多記録となる49得点を挙げた。

「開始から速攻を仕掛け、効果的にボールを支配したかった」とコメントしたニュートンは、「チーム全員が懸命に戦いながら仕事を果たした。素晴らしい達成感だ」と語っている。

「チームの勝利だ。ここで相手を振り切り、できるはずがないと言われてきたスーパーボウル進出を成し遂げた。これで終わりじゃない」

 今季はランでもパスでも50ヤードのタッチダウンを決めているニュートンと、カーディナルスのQBカーソン・パーマー(Carson Palmer)は、カレッジフットボールの年間最優秀選手に贈られるハイズマン賞(Heisman Trophy)の受賞者同士として、NFLのプレーオフでは史上初となる対戦が実現した。

 しかし、この日は試合開始から、今季のレギュラーシーズンでパンサーズを15勝1敗の成績に導いたニュートンが、計7回のターンオーバーを喫したカーディナルスを圧倒した。(c)AFP