【1月25日 AFP】15NFLは24日、プレーオフのカンファレンス決勝が行われ、アメリカン・カンファレンス(AFC)ではデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)が20-18でニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)に競り勝ち、第50回スーパーボウル(Super Bowl 50)への切符を手にした。

 ブロンコスは、QBペイトン・マニング(Peyton Manning)が前半に2本のタッチダウンを決めると、強力なディフェンス陣も終盤に追い上げたペイトリオッツの前に立ちはだかり、最後はオーバータイムを狙った2ポイントコンバージョンを阻止した。

 ペイトリオッツは、試合時間残り17秒でQBトム・ブレイディ(Tom Brady)がロブ・グロンコウスキー(Rob Gronkowski)へのタッチダウンに成功して18-20と追い上げた。しかし、序盤にキッカーのスティーヴン・ゴストコフスキー(Stephen Gostkowski)がトライフォーポイントを外したことが明暗を分ける結果になってしまった。

 これに対してリーグ最強の守備力を誇るブロンコスは、本拠地マイル・ハイ・スタジアム(Mile High Stadium)で行われたAFC頂上決戦でリードを死守した。

 この勝利で2年連続のスーパーボウル進出を目指すペイトリオッツの野望を打ち砕き、ブレイディとの通算17回目のライバル対決を制したマニングは、来月7日にサンフランシスコ(San Francisco)行われるNFLの祭典に臨むことになる。

 39歳でキャリア2度目のスーパーボウル制覇を目指すマニングは、「素晴らしい日になったし、素晴らしい勝利だ。この勝利は、自分にとって今季を象徴する最高の試合になったよ」とコメント。

「いろんな時期に多くの選手が台頭してきて簡単ではなかった。だけど、全員が自分の役割を果たした。これは本当にチームでつかんだ勝利だ」

 一方、ブレイディはブロンコスのどう猛な守備陣を称賛し、「うちのチームらしいプレーができなかった。終始、困難な戦いを強いられた」と述べ、「リズムに乗ることが難しかった」と続けた。

 ブレイディはまた、ゴストコフスキーがキックをミスしたことについては非難せず、「彼は素晴らしい選手だ。最高だよ。誰だってたまにはミスを犯すものさ」と擁護した。(c)AFP