■「振り返らない」

 全豪オープンでは初優勝を飾った2003年から昨年までに合計6個のトロフィーを手にしているセレーナにとって、会場のメルボルンパーク(Melbourne Park)は抜群の相性となっている。

 シュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏が持つオープン化以降最多のグランドスラム通算22勝を目指すセレーナは、2015年の女子テニス界をほぼ手中に収め、全豪オープンをはじめ、全仏オープンテニス(French Open 2015)、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)を制してメジャー3勝を挙げるなど、出場した合計56試合で53勝を記録している。

 しかし、年間グランドスラム達成はほぼ間違いないと思われていた9月の全米オープンテニス(The US Open Tennis Championships 2015)では、準決勝でイタリアのフラビア・ペネッタ(Flavia Pennetta)氏に敗れ、肉体に大きな負荷を背負ったまま早々にシーズンを離脱することになってしまった。

 素晴らしい成績を残した2015年の思い出に浸っているか問われると、セレーナはもう過去のことと述べ、「振り返りません」とコメントした。

 また、惜しくも逃した年間グランドスラムについて、今年こそは達成したいか迫られると、「そのことは考えていない」として、「本当に考えたことはありません。昨年は目前にありましたが、いまだに手にしてませんから」と強調した。

「考えるのは目の前の大会と、対戦相手のことだけです。誰もが大会で優勝を目指しています。その思いが、私は誰より強いのかもしれません」

「とにかく、やってみなければ分かりません。先のプランは考えたことはありませんし、目の前の仕事に集中して前進していくだけです」

(c)AFP/Martin PARRY