【1月8日 AFP】スキージャンプW杯で通算最多となる53勝を挙げているオーストリアのグレゴア・シュリーレンツァウアー(Gregor Schlierenzauer)が7日、自身の不調とメディアの詮索を理由に、無期限の休養に入ると発表した。

 26歳の誕生日を迎えたこの日、シュリーレンツァウアーは自身の公式ホームページで、「物事が厳しいものになってきている。10年間トップで戦ってきたが、無期限の休養に入る」とつづった。

 W杯では約1年間勝利から遠ざかっているシュリーレンツァウアーは、ジャンプ週間(Vierschanzentournee)第3戦である出身地インスブルック(Innsbruck)で行われた今季第10戦で印象を残すことができず、ジャンプ週間最終戦のビショフスホーフェン(Bischofshofen)大会を欠場していた。

 昨年のノルディックスキー世界選手権(Nordic World Ski Championships 2015)で銀メダルを手にしたものの、今季のW杯ではリレハンメル(Lillehammer)大会での14位が最高位となっている。

 また、シュリーレンツァウアーはメディアにプライベートを詮索されたことで傷ついたとし、「スポットライトを避けたい」と付け加えている。(c)AFP