【1月8日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)から倫理規定違反をめぐり8年間の活動停止処分を科された欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長が7日、FIFA会長選への立候補を撤回した。仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)に対し明らかにした。当面は、自身に着せられた汚名を返上することに専念していくという。

 ジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長の後任選挙への出馬には、今月26日までの届け出が必要だが、プラティニ氏は「FIFA会長選には立候補しない。出馬は取り下げる。私にはもはや、有権者へのあいさつ回りをし、他の候補らと戦っていくだけの時間も手だてもない」と表明。「立候補撤回に当たり、今後は自己弁護に全力を尽くしていく」と語った。

 プラティニ・ブラッター両氏は、2011年にプラティニ氏へ200万スイスフラン(約2億3600万円)の不正な金銭授受があったとして、FIFA倫理委員会から8年間の活動停止処分を受けている。(c)AFP