【12月22日 AFP】米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)は21日、米フロリダ(Florida)州ケープカナベラル(Cape Canaveral)で「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットを直立状態で無事に着陸させることに成功し、再利用ロケットの製造に向けて歴史的な一歩を踏み出した。

 同社ウェブキャストで「ファルコン9」1段目の着陸映像が映し出され、「ファルコンが着陸した」との実況が流れると、カリフォルニア(California)州ホーソーン(Hawthorne)にあるスペースX本社に集まっていた人々からは歓声がわき上がった。

「ファルコン9」は約半年前に国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給ミッションで打ち上げられたが、打ち上げ直後にロケットが爆発している。今回の打ち上げは、スペースXにとって事故以降初めての試みとなった。(c)AFP