【4月15日 AFP】米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)は14日、無人物資補給船「ドラゴン(Dragon)」を乗せた「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットの打ち上げに成功したものの、ロケットを直立状態のまま海上の無人台船に軟着陸させる試みには再び失敗した。

 今年1月に行われた同様の試みでは、海上に浮かべた「X」のマークが付けられた無人台船にロケットが衝突、大破していた。スペースXはこれまでに、無人台船を使用しない形でロケットをエンジンで制御し海上に着水させる試みに成功している。硬表面に着陸させるためには、より高い精度が必要となる。

 同社のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は13日、今回の試みが成功する可能性は「半々くらい」だと語っていた。スペースXは今後も多くのロケット打ち上げを予定しており、年末までに成功する確率は8割程度との考えを示している。(c)AFP/Kerry SHERIDAN