【12月8日 AFP】米スポーツ用品大手ナイキ(Nike)は7日、米プロバスケットボール協会(NBA)のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)に所属するレブロン・ジェームズ(LeBron James)と生涯契約を結んだことを明らかにした。個人としては、過去最大の契約になるという。

 ナイキ社は短い声明を出し、44年間の歴史で初めて生涯契約を締結したと発表した。

「当社のビジネス、ブランド、そして株主に多大な価値をもたらしてくれるレブロンと生涯契約を結ぶことで合意しました」

「過去12年にわたり、われわれはレブロンと素晴らしいビジネスを展開してきました。そして、このビジネスが彼の現役生活からその先に至るまで、成長し続ける可能性を見据えています」

 具体的な数字は明らかにされなかったものの、関係者が米スポーツ専門チャンネルESPNに明かした情報によれば、同社がオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のケビン・デュラント(Kevin Durant)と結んだ10年総額3億ドル(約369億4000万円)を軽く超えるという。

 ナイキ社は、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏と長期パートナー契約を結んでおり、人気バスケットシューズ「エア・ジョーダン(Air Jordan)」は、1985年の発売以来大ヒット商品となっているが、これまで生涯契約を発表したことは一度もない。

 2003年、ジェームズと7年総額9000万ドルの契約を結んだナイキ社は、これまで同選手のシューズを13シリーズにわたって製作しており、2015年の売り上げは4億ドル(約492億5000万円)を超える見込みだという。

 米経済誌フォーブス(Forbes)のウェブサイトによれば、ジェームズは、世界のアスリートの中で6番目の高額所得者となっており、6月に発表された長者番付によれば、年間6480万ドル(約79億8000万円)の収入があったという。(c)AFP