【12月9日 AFP】アーセナル(Arsenal)のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督が8日、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)のグループリーグ突破がかかるオリンピアコス(Olympiacos)との大一番を控え、ハードルは高いが乗り越える自信があると語った。

 アーセナルが16強入りを果たすためには、敵地でオリンピアコスに2点差以上で勝利するか、3得点以上を奪った上で1点差での勝利が求められている。

 国内リーグで無敗を誇るオリンピアコスは、9月に敵地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で行われた前回の対戦で、アーセナルに3-2で勝利している。

 ベンゲル監督は、「ハードルを乗り越えたければ、失敗したときに起きることを考えてはならない。われわれには好成績を残してきた歴史があるし、欧州の各地で勝利を収めている。それができることを分かっている」と語った。

 アーセナルは昨季、決勝トーナメント1回戦でASモナコ(AS Monaco)と対戦し、ホームでの試合に1-3で敗れたものの、第2戦で2-0で勝利し、準々決勝に進出している。

 昨季のモナコ戦に言及したベンゲル監督は、「われわれはその試合から学ぶことができる。その試合ではとても前向きにプレーし、最後の10分間で猛攻を仕掛けた。私はその試合で良いプレーができると信じていた」と述べた。

 ベンゲル監督は、16年連続の16強入りを成し遂げるために、オリンピアコス戦では早い時間帯での得点が成功のかぎを握るとしている。

「タイトルを取れなければ失敗だ。その一方で、われわれは15年連続でグループステージを突破しており、これは良いジンクスといえる」

 ベンゲル監督はまた、オリンピアコスがグループリーグ突破の緊張を感じることに期待している。

「オリンピアコスは現時点でグループ通過の立場にあるが、彼らは敗れた場合、持っているものを失うということを忘れてはいけない。このことは恐れという要因を生み出す」

(c)AFP/Lou ECONOMOPOULOS