【11月25日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)は24日、各地でグループリーグ第5節が行われ、グループFのアーセナル(Arsenal)は3-0でディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)に勝利し、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

 3敗を喫して早期敗退の危機に立たされていたアーセナルだったが、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)の活躍と、同日の試合でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が4-0でオリンピアコス(Olympiacos)に勝利したことにより、16年連続の16強入りに可能性を残した。 

 前半29分ににメスト・エジル(Mesut Ozil)の先制点をアシストしたサンチェスは、直後に自ら得点を決めると、後半にもチーム3得点目を記録し、チームの勝利を決定づけた。

 グループ突破の可能性を残したアーセナルだが、12月9日に行われるオリンピアコス戦は、勝利が絶対条件になる。 

 アーセナルと勝ち点3差のグループ2位につけるオリンピアコスは、第2節の直接対決でアーセナルに3-2で勝利しており、アーセナルがグループリーグを通過するためには、2点差以上での勝利か、3ゴール以上の1点差での勝利が必要となる。

 依然として厳しい状況に立たされているアーセナルだが、9月に1-2で敗れたディナモ・ザグレブとの試合を乗り越えたことで、オリンピアコス戦は大一番になりそうだ。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、「オリンピアコス戦はとても面白い試合になることが約束されているし、われわれにもチャンスは残されている。チャンピオンズリーグにとどまるためにも、われわれにすべてを与えてほしい」と語った。(c)AFP/Steven GRIFFITHS