【12月6日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは5日、第15節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は3-1でサンダーランド(Sunderland AFC)を下し、リーグ2位に浮上した。

 オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)のオウンゴールでいったんは同点に追いつかれたアーセナルだったが、そのジルーが汚名返上の勝ち越しゴールを決め、下位に沈むサンダーランドを振り切った。

 前半33分にホエル・キャンベル(Joel Campbell)のゴールで先制したアーセナルは、ハーフタイム直前にジルーが相手に同点ゴールをプレゼントしてしまったものの、迎えた後半の中盤、そのジルーの得点でリードを奪い返すと、最後はロスタイムにアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)がダメ押しの3点目を決めた。

 リーグ戦4試合ぶりの勝利を挙げたアーセナルは、マンチェスター・シティ(Manchester City)が0-2でストーク・シティ(Stoke City)に敗れ、さらにマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)もウェストハム(West Ham)と引き分けに終わったため、2位に順位を上げた。

 チームには次週、勝利が絶対条件の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)の試合、敵地でのオリンピアコス(Olympiacos)戦が控えており、それを考えても勢いのつく勝利となった。アーセナルは、オリンピアコスに2点差以上で勝利できれば、決勝トーナメント進出が決まる。

 1-1で引き分けた前節ノリッジ・シティ(Norwich City)戦で、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)やサンティ・カソルラ(Santi Cazorla)らが負傷し、またしても苦しいやりくりを強いられているアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督だが、今週はなんとか乗り切ることに成功した。

 カソルラは膝のじん帯を痛め、3か月の離脱が見込まれている。サンチェスは太ももを負傷し、復帰の時期はまだ明らかになっていない。(c)AFP/Ian WINROW