中国で復活、児童生徒による外国要人への「熱烈歓迎」
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■軍隊並みの訓練
中国以外にも、同様の歓迎式典に子どもたちを出席させる国がないわけではないが、子どもの存在がこれほど目立つ国は珍しい。
外国要人の訪問が決まると、教師らは児童らに軍隊並みの訓練をさせる。歓声をいつ上げ始めていつやめるのか、徹底的に教え込む。
赤道ギニアのテオドロ・オビアン・ヌゲマ・ムバソゴ(Teodoro Obiang Nguema Mbasogo)大統領が訪中した際も子どもたちは熱狂的に出迎えた。しかし「赤道ギニア」という国すら知らない子どもが多く、ましてや、ヌゲマ大統領が30年以上に及ぶ在任期間中に数多くの人権侵害で非難されてきたことなど知る由もなかった。
歓迎式典に動員されたのは昨年のオバマ大統領の訪中時に次いでヌゲマ氏の時が2回目だったというヨウ・ツーニウ(You Ziniu)君(8)はこう本音を漏らした。「オバマさんが来た時の方が良かったな」「だって(赤道ギニアという国は)聞いたことがないもの」
(c)AFP/Benjamin HAAS