【12月6日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは5日、第15節の試合が行われ、レスター・シティ(Leicester City)は3-0でスウォンジー・シティ(Swansea City)に勝利し、再び首位に浮上した。

 ジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)のリーグ戦12試合連続ゴールはならなかったレスターだが、リヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)が主役の座を奪うハットトリックの活躍を見せた。

 バーディーは、前節のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦でルート・ファン・ニステルローイ(Ruud van Nistelrooy)氏が持っていた記録を破り、11試合連続ゴールのプレミアリーグ新記録を樹立していた。

 しかし敵地でのスウォンジー戦ではゴールは生まれず、ファーストディビジョン時代の1931-32シーズンにシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)のジミー・ダン(Jimmy Dunne)氏が達成した、1部リーグでの12試合連続ゴールに並ぶことはできなかった。8月以来となるリーグ戦ノーゴールに終わりはしたものの、14得点でリーグ得点王は守っており、またマフレズの2ゴールに絡んでチームの首位再奪取に貢献したこともあって、バーディーにとって悪い一日ではなかった。

 下部リーグの無名選手から成り上がったバーディーのシンデレラストーリーには、映画界も興味を示しており、ハリウッド(Hollywood)の脚本家が今週、バーディーのこれまでを振り返る映画を作るべきだと発言している。

 バーディーとマフレズにけん引されるレスターは、この日マンチェスター・シティ(Manchester City)がストーク・シティ(Stoke City)に敗れたため、2位と勝ち点2差で首位に返り咲いた。

 クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督率いるレスターはこれで9試合負けなしと、辛うじて降格を逃れた数か月前とは打って変わった快進撃を続けている。

 スウォンジーは対照的にここ11試合でわずか1勝にとどまっており、ギャリー・モンク(Garry Monk)監督へかかる重圧が高まっている。(c)AFP