ノンリーグから異例の出世、レスターの得点王バーディーが生まれるまで
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■15歳で地元チームから放出
イングランド(England)北部シェフィールド(Sheffield)出身のバーディーは、15歳のときに、背が低いという理由でシェフィールド・ウェンズデイ(Sheffield Wednesday)から放出された。
ウェンズデイを退団したバーディーは、サッカーから離れて地元の学校でスポーツ科学を勉強した後、ストックスブリッジのユースからトップチームデビューを果たした。
ストックスブリッジのアレン・ベセル(Allen Bethel)チェアマンは、「彼はいつも最初に来て最後まで残っている選手だった」と当時のバーディーを振り返り、「チームを明るくしてくれる存在だったし、自信に満ちていたよ」と述べている。
しかし、やんちゃなバーディーにはクラブも手こずらされ、ストックスブリッジでのラストシーズンに4度退場を命じられると、シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)への移籍話がご破算になっている。
ピッチ外での問題行動も目立っていたバーディーは、夜中に暴行騒ぎを起こして有罪判決を受けると、午後6時半以降の外出を禁じられた。バーディーが監視用の電子タグを装着することになると、チームも選手を途中で交代させるなどして、門限を守らせようと手を尽くした。
当時チームを率いていたギャリー・マロー(Gary Marrow)氏は、試合中のドタバタ劇について、「彼は着替える暇もなく、柵を越えて家族の車に跳び乗っていった」と語っている。