ベルギー首都、「差し迫った脅威」で地下鉄の全駅閉鎖
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■ベルギーで3人目の起訴
ブリュッセルの警戒水準引き上げに先立つ20日、仏パリ(Paris)の同時テロ事件に関連してベルギーで前日に逮捕された容疑者が起訴された。氏名などは明らかにされていない。
この事件に関連してベルギーで起訴されたのは、事件当日にサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)容疑者(逃亡中)を支援した罪で今週起訴されたアムザ・アトゥー(Hamza Attou)、モハメド・アムリ(Mohammed Amri)両被告に続き3人目。
ブリュッセルに住んでいたアブデスラム容疑者はベルギーに潜伏しているとみられており、大規模な捜索が続いている。同容疑者は、18日にパリ北郊での強制捜査で死亡したパリ襲撃の首謀者とされるアブデルハミド・アバウド(Abdelhamid Abaaoud)容疑者と密接な関係があった。
アブデスラム、アバウド両容疑者はイスラム過激派の温床として知られるブリュッセルの貧困地区モーレンベーク(Molenbeek)で育ち、シリアに渡航してイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に合流していた。(c)AFP