■リズムをつかんだジョコビッチ

 昨年大会(ATP World Tour Finals 2015)では、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2014)決勝を控えたフェデラーが、ジョコビッチとの決勝を棄権していたが、今年は男子テニス界の頂上決戦が実現した。

 準決勝で一度もブレークすることなくジョコビッチに敗れたラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、同選手を「倒すのは不可能に近い」と発言しており、フェデラーも世界1位の牙城を崩すことはできなかった。

 序盤からブレークポイントを交換し合った両選手だが、第3ゲームでリズムをつかんだのはジョコビッチだった。

 ジョコビッチは、クロスへのバックハンドでブレークチャンスを迎えると、次のポイントでフェデラーがショットをネットにかけてブレークを許した。

 余裕がなくなったフェデラーは、第6ゲームでもブレークのピンチに直面。ここをなんとかしのいだフェデラーだが、第9ゲームでジョコビッチの力強いグラウンドストロークに押され、2つのセットポイントを与えると、ここで2度目のブレークと同時に第1セットを先取された。

 迎えた第2セット、フェデラーはビッグサーブと強烈なウイナーで調子を上げたものの、時すでに遅し。

 第10ゲームのマッチポイントで、フェデラーがダブルフォールトを犯し、ジョコビッチの優勝が決定づけられた。(c)AFP/Steven GRIFFITHS