仏出身ゴルファー、出場大会で哀悼の意を示す―パリ連続襲撃
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【11月15日 AFP】中国・上海(Shanghai)で行われている男子ゴルフの欧州ツアー、BMWマスターズ(BMW Masters 2015)最終日では、13日に起きた仏パリ(Paris)襲撃事件の犠牲者を悼んで、欧州のトップゴルファーらが黙とうをささげた。
警笛の音が正午を告げると、参加全78選手、キャディー、大会役員、そして数多く集まった中国人ギャラリーが、襲撃事件で犠牲になった120人以上の人々を思い、コース上で1分間の黙とうをささげた。選手とキャディーは、全員が2日続けて黒い腕章を巻いた。
大会には7人のフランス出身ゴルファーが参戦しており、ベンジャミン・エベール(Benjamin Hebert)は、黒のマーカーではっきり「Pray for Paris(パリに祈りを)」と書かれた白いキャップをかぶり、自分なりの形で哀悼の意を示した。
また、フェアウェーに点在するスポンサーの看板は、観客によって、エッフェル塔(Eiffel Tower)とピースマークを合体させた「ピース・フォー・パリ(Peace for Paris)」のシンボルに書き換えられた。
6番のティーグラウンドでは、首位で最終日を迎えたトンチャイ・ジャイディ(Thongchai Jaidee、タイ)が帽子を脱いで頭を垂れると、同組のセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)とアン・ビョンフン(Byeong-Hun An、韓国)もこれに続き、コースは静寂に包まれた。
世界ランキング7位のヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)は、全身黒のウエアで最終日に臨み、7番グリーンのそばでは、帽子を外して目を閉じ、静かに祈りをささげた。
黙とうが終わると、観客も音を消した拍手でこれに応じた。会場となったレイク・マラレン・ゴルフクラブ(Lake Malaren Golf Club)ではこの日、終始このような形で大会が進んだ。
上海市の中心部では、普段は黄浦江(Huangpu River)と空の青さが際立つオリエンタル・パールタワー(Oriental Pearl Tower)周辺も、タワーが赤、白、青というフランス国旗のトリコロールカラーにライトアップされ、2400万の市民がそれぞれに祈りをささげた。(c)AFP