ドーピング不祥事が暴くロシア治安機関のスポーツへの関与
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■FSB長官のお気に入りは「優遇」
元KGBのプーチン氏が大統領になってから、治安機関が再びスポーツへの関与を強め始めた。「FSBがスポーツに積極的に関与し始めたのは2000~2001年だ」とソルダトフ氏は語った。
バレーボールは「優遇」されていたが、それは当時FSB長官だったニコライ・パトルシェフ(Nikolai Patrushev)現ロシア安全保障会議書記のお気に入りのスポーツだったからだ。
コメントを求められた露反ドーピング機関(RUSADA)のニキータ・カマエフ(Nikita Kamayev)執行理事は、FSBが反ドーピング活動に介入していたという主張はばかげていると嘲笑し、「これは全く完全にばかげた話だ。ジェームズ・ボンド(James Bond)の時代から抜けられない人もいるものだ」と述べた。(c)AFP/Maria ANTONOVA