■「思うようにすればいい」

 ベンゼマはヴァルブエナに、「映像を消し去りたいなら、僕の友人がリヨン(Lyon)まで行くから、彼と話すんだ。全部写っているんだよ。もちろん、君の思うようにすればいい。そうしたく(払いたく)ないなら、それは君の自由だ。だけど忠告はしたぞ」と話したという。

 ヴァルブエナの弁護士は、「われわれは勝手な憶測はしない。もっとよく調べなければ」と話している。

 捜査は現在も続いており、今後はヴァルブエナ側から担当判事へ証拠が提出される。

 一方、ベンゼマの代理を務めるシルヴァン・コルミエ(Sylvain Cormier)弁護士は10日、ベンゼマが恐喝に関わった可能性を改めて全面的に否定し、同時に情報の流出を許した当局に対して正式に抗議する予定だと話した。

 AFPに届いた声明の中で、コルミエ弁護士は「メディアが、現在捜査中の事件の情報を持っている。一体誰が、何の目的で情報を渡したのか?」と訴え、「会話の断片が、一般に公開する目的で入念に選び出された」と憤っている。

「会話の中で、カリム・ベンゼマは、払わないようマチュー・ヴァルブエナに言ったとはっきり告げている。しかしどうやら、その言葉は誰の興味も引かなかったようだ」

 フランス代表はドイツ、イングランドとの親善試合を控えているが、ディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は、ベンゼマとヴァルブエナの2人を両試合に向けた代表メンバーに選出しなかった。(c)AFP