ベンゼマを恐喝への関与で起訴
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【11月6日 AFP】サッカーフランス代表で、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が5日、同国代表の同僚マチュー・ヴァルブエナ(Mathieu Valbuena)が写る「セックステープ」が関連した恐喝に関与したとして起訴された。また両選手は、代表チームへの招集メンバーから外れた。
捜査関係者によるとベンゼマは、テープを所持して恐喝をしようとした脅迫者から連絡を受けた「子供の頃からの友人の代理」として「セックステープ」のことについてヴァルブエナに申し入れをしたと認めた。しかしベンゼマの弁護士は同選手が無実であり、「一切何も認めてはいない」とコメントしている。
仏パリ(Paris)郊外ベルサイユ(Versailles)の検察当局は、27歳のベンゼマを共謀して恐喝を行ったとして起訴したと発表した。有罪となれば最短でも懲役5年の刑が科されることになる。
またベンゼマは、自身がキャリアをスタートさせたフランス・リーグ1のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に所属するヴァルブエナとの面会を禁止されている。
ベンゼマが起訴された1時間後、13日にドイツ代表と、17日にイングランド代表との親善試合を控えるフランス代表のディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は、両選手を除いた代表メンバーを発表している。
指揮官は、ベンゼマが元々負傷しており、ヴァルブエナについては「心理」状況が望ましい状況ではないため招集を見送ったと明かしている。
ベンゼマは10月初めにパリ近郊で行われていた代表チームの合宿で、ヴァルブエナに映像のことを話したという。代表チームは当時、親善試合のアルメニア戦とデンマーク戦を控えていた。
友人関係にあるとみられていた両者が、どういった会話を交わしたかについては明らかになっていない。(c)AFP/Paul AUBRIAT, Nathalie ALONSO