【11月9日 AFP】15-16スペイン1部リーグは8日、第11節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は2-3でセビージャFC(Sevilla FC)に敗れ、今シーズン初黒星を喫した。

 1点を先制したレアルだったが、そのリードを守り切れずに逆転負けを喫し、この日勝利したFCバルセロナ(FC Barcelona)に首位の座を明け渡した。

 レアルは2週間後、勝ち点3差でバルセロナとの今季最初の直接対決となる伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」を迎えるが、それを前に手痛い取りこぼしをしてしまった。

 セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)の豪快なオーバーヘッドキックで先制し、敵地で絶好のスタートを切ったレアルだったが、前半終了10分前にセビージャのチロ・インモービレ(Ciro Immobile)に同点ゴールを許すと、これが試合の流れを変えた。

 後半に入ると、セビージャがエベル・バネガ(Ever Banega)とフェルナンド・ジョレンテ(Fernando Llorente)のゴールで試合の主導権を握り、レアルの反撃を後半ロスタイムのハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)の1点に抑え込んだ。

 レアルを率いるラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督は、「前半のうちに試合を終わらせるべきだったが、それができなかった」と話した。

「セットプレーから同点にされたのも痛かった。後半の入りは良かったが、2点目を許したところからミスが増え始め、そこを突かれて3点目を決められてしまった」

 レアルでは、ふくらはぎを痛めていたギャレス・ベイル(Gareth Bale)が3週間ぶりに復帰したものの、またしても印象に残るプレーを見せることはできなかった。(c)AFP/Kieran CANNING