【11月6日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、FCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)と共に繰り広げている激しいライバル競争が、さらなる成功を追い求め続けるのに必要なモチベーションになっていると語っている。

 ロナウドは、2009年にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からスペインに移籍して以降、国内リーグのタイトル、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の王座、そして個人賞をめぐり、メッシと一騎打ちを演じている。

 レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)にロナウドがやってきてから、メッシはリーグ優勝4回、チャンピオンズリーグ制覇2回を経験。それに対して、ロナウドはロス・ブランコス(Los Blancos、レアルの愛称)でリーグ優勝1回、チャンピオンズリーグ制覇1回にとどまっている。

 一方、世界最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」では、メッシが4年連続の受賞を果たした後、2008年に同賞に輝いているロナウドが2013年と2014年にトロフィーを奪還した。

 超一流のサッカー選手として頂点に君臨するという強い気持ちを持っている二人は、宿敵同士であるレアルとバルセロナで共に絶対的エースとしての役割を担っていることもあり、互いに親交を結ぶようなことは避けてきた。

 ロナウドはBTスポーツ(BT Sport)に対し、メッシに先を越されるとどんな気持ちになるかと問われると、「負けた時、いつも失望するのは当然のことだ。僕は見栄を張る人間じゃないから、失望してもそれを隠そうとはしない」とコメントした。

「だけど、3回も受賞しているのだから不平を言うつもりはないよ。1度だってバロンドールを取れるとは思ってなかったから、3回ももらえて最高だ。そのことが、もっともらえるように努力することへの励みになる」

「もっともっと欲しいね。サッカー選手としてまだ何年もプレーしていくし、もっと勝ち取りたい」

「メッシは素晴らしい選手だ。そのことが、もっと高みを目指して努力することを後押ししてくれていると思う」

「僕のことを知る人なら、僕が常にプロとして最高の仕事を目指していることや、常に最高を追い求めている人間だということを知っている」

「僕らは人間であって機械ではないから、不可能な時もある。だけど、自分は最高だと思っているし、最高にふさわしい仕事をすることを心掛けているよ」

(c)AFP