【11月7日 AFP】サッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム（David Beckham）氏（40）が、世界チャリティーツアーの最初の訪問国パプアニューギニアで、現地の人たちと一緒にサッカーの慈善試合に出場した。だが同国のスポーツ相によれば、ベッカム氏のことを知らない人も多かったという。

　イングランド代表の主将を務めたサッカー界のレジェンド、ベッカム氏は、サッカーを通じて国連児童基金（ユニセフ、UNICEF）の活動に対する理解と募金を呼び掛けるため7つの国・地域を巡る世界ツアーの最初の訪問地、パプアニューギニアの西ハイランド（Western Highlands）州マウントハーゲン（Mount Hagen）を訪れた。

　パプアニューギニアのジャスティン・トカチェンコ（Justin Tkatchenko）スポーツ相は現地紙ナショナル（The National）に対し、パプアニューギニアがスーパースターの最初の訪問地になったことを謹んで受け止めていると語った。

　だが、トカチェンコ氏はオーストラリア放送協会（ABC）に対し、ベッカム氏とサッカーをする村人の中にはベッカム氏のことを知らない人もいると語っていた。

「マウントハーゲンの村民らによる2チームがベッカム氏とサッカーをするが、彼らの多くはベッカム氏のことを知らず、ベッカム氏がどれほど有名かも知らない」と、トカチェンコ氏は述べた。「だがソーシャルメディアにアクセスできるサッカー好きな人たちは大喜びしている」

　ベッカム氏はこの後、南極、アルゼンチン、アフリカのジブチ、ネパール、米国を訪問。最後の慈善試合は英イングランド・マンチェスター（Manchester）のオールド・トラフォード（Old Trafford）で行われる。(c)AFP