【11月1日 AFP】パキスタン南西部バルチスタン(Baluchistan)州で1日、線路に仕掛けられた爆弾の爆発に旅客列車が巻き込まれ、少なくとも3人が死亡、12人が負傷した。当局が明らかにした。

 政府高官によると、爆弾は、バルチスタン州の主要都市クエッタ(Quetta)と中部パンジャブ(Punjab)州のラワルピンディ(Rawalpindi)を結ぶ急行列車が、バルチスタン州マストゥング(Mastung)地区のダシト(Dasht)にさしかかった際に爆発した。爆発の衝撃で1車両が脱線、損傷したという。

 また別の高官はAFPに対し、IED(簡易爆発物)が使われたと語った。

 今のところ犯行声明は出ていないが、バルチスタン州では、バルチ(Baluch)人の分離独立派勢力が数年にわたり活動を続けている他、宗派間対立やイスラム過激派の暴力などが起きている。(c)AFP