【10月28日 AFP】男子テニス、スイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2015)は27日、シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-1、6-2でミハイル・ククシキン(Mikhail Kukushkin、カザフスタン)を一蹴した。

 スイス・インドアで7度目の優勝を目指すフェデラーは最初のハードルを越えると、2回戦では、過去10度の対戦で全勝しているフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)と対戦する。

 四大大会(グランドスラム)通算17勝のフェデラーは、かつてボールボーイを務めた会場で地元ファンの熱い声援を受けると、わずか54分で初戦を突破した。

「よくできたと思うけど、ブレークチャンスでもう少し効率的にポイントを取って、かみ合わなかったところを少し修正できれば良かったかな」

「でもよく動けたし、サーブも良かったから、好スタートが切れたと思う。それが目標だった。リードを奪ったら、それを広げて、相手にプレッシャーをかけることもできたしね」

 世界ランク3位のフェデラーは、連覇を狙っていた2週間前の上海マスターズ(2015 Shanghai Rolex Masters)で初戦敗退に終わったことを振り返り、スイス・インドアでの2回戦進出は、その失望から立ち直る強壮剤のようなものだと語った。

「初戦突破に満足している。特に、上海の大会の後ではね。今日コートに立って、良いテニスができたのは、本当に楽しいことだった」

 トップシードのフェデラーは、スイス・インドアで10年連続の決勝進出を目指しており、今大会ではシーズン6つめのタイトル獲得もかかっている。

 次に対戦するコールシュライバーに勝率100%としているフェデラーだが、「次の試合はより難しいものになるし、コールシュライバーを相手に違った戦いが予想される」とすると、「ククシキンとは違う武器を持った選手だし、10回勝っている相手だからこそ、次に負ける可能性もある。それでも、連勝の記録があるのはいつだって自信になるよ」と締めくくった。(c)AFP/Scott Williams