【10月21日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)は20日、各地でグループリーグ第3節が行われ、 アーセナル(Arsenal)は2-0でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に勝利し、グループリーグ突破に可能性を残した。

 アーセナルはオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)が終盤、バイエルンの守護神マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)が犯した痛恨のミスを生かし、チームを勝利に導いた。

 アーセナルは後半32分、ノイアーがFKへの対応を誤った隙を突いてジルーが均衡を破る先制点を挙げると、ほぼ最後のプレーでメスト・エジル (Mesut Ozil)がとどめの追加点を奪った。

 グループリーグ2連敗で敗退寸前にまで追い詰められたなか、アーセナルは本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)でほとんど主導権を握られながらも、ノイアーからの贈り物をありがたく受け取って勝利を収めている。

 今後も背水の陣の戦いが続くアーセナルだが、気持ちのこもったプレーをみせ、16年連続となる決勝トーナメント進出に向けてどうしても必要だった勝利を引き寄せた。アーセナルは次節、敵地でバイエルンと対戦する。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、「今日はどうしても勝利が必要な試合だったが、選手たちは一丸となってそれを成し遂げてくれた」と語った。

「ボール保持率はバイエルンの方が上だった。しかし、われわれはゴール前を固めて、速攻で仕留めようと考えていた」

 一方、バイエルンのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「前半のノイアーは素晴らしいセーブを何本か見せていた。これまでの人生で、私は選手の判断を批判したことは一度もない。それが正しかろうと、正しくなかろうとね」と述べた。

「負けたのはノイアーのせいではない」

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