【10月20日 AFP】バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は19日、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)での生き残りをかけるアーセナル(Arsenal)との対戦を控え、選手たちはしっかり身構えるべきだと語った。

 アーセナルはチャンピオンズリーグで2連敗を喫しており、ここ16年間で初めてとなる決勝トーナメントを逃すという本格的な危機にさらされている。

 敵地でディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)に敗れたアーセナルは、ホームでもオリンピアコス(Olympiacos)に困惑する敗戦を喫し、ここまで勝ち点を獲得できずにグループFで最下位となっている。

 エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)に乗り込んでくるバイエルンに敗れればアーセナルは敗退寸前に追い込まれるが、グアルディオラ監督はホームチームが傷ついた動物のように戦いを挑んでくるだろうと予想している。

「クラブの歴史や所属している選手からして、起こっている状況から勝たなければならないので、彼らが有利だ。可能な限り最高のパフォーマンスを出そうとするだろう」

「あちらは強い意気込みで向かってくるだろうから、違う形で戦う方向性を見いだすべきだ」

「われわれが勝ち点0で、アーセナルをドイツに迎え撃つという想像をしている。チームが精神的に置かれている状況の想像はつく。これが最後のチャンスなのだから、すべてをかけて動物のようになるだろう。アーセナルもそうなるだろう、しっかりと準備を整えなければならない」

「ザグレブ戦とオリンピアコス戦のアーセナルに起きたことは誰も予想していなかったが、相手チームが勝利した。明日は我が身だ」

 バイエルンはドイツ・ブンデスリーガ1部で開幕から9連勝を飾り新記録を達成すると、チャンピオンズリーグでも2連勝を挙げている。それでも指揮官は、選手たちにこの結果にあぐらをかかせようとはしていない。

「まだ勝ち点12をつかめる。グループリーグ突破を決めてもいない。そして、欧州屈指のチームと戦わなくてはならない」

「素晴らしく質の高いチームで、非常に技術に長けている。彼らと対戦し、見劣りする選手を見つけ出すことは難しいことだ」

(c)AFP