ファーガソン氏、慈善試合でベッカム氏を再び指揮
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【10月3日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、元マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)指揮官のアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏が、再びデビッド・ベッカム(David Beckham)氏を指揮することが明らかになった。
ファーガソン氏は、11月14日にオールド・トラフォード(Old Trafford)で行われる慈善試合でベッカム氏が主将を務める英国・アイルランド選抜を率いる。
ベッカム氏は11年にわたり、ファーガソン氏が率いたユナイテッドでプレー。しかし、2003年にファーガソン氏が蹴り上げたスパイクがベッカム氏の左目の上を直撃したことで、両者の関係が悪化した。
ファーガソン氏は、そのロッカールームでの事件から4か月後にベッカム氏をレアル・マドリード(Real Madrid)へ売却し、さらに自伝で元イングランド代表主将を批判したが、現在の関係性は良好だという。
ベッカム氏が、国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)の基金を集めるために企画された慈善試合へのファーガソン氏の参加を呼びかけると、73歳の元指揮官がこれに応えた。
ファーガソン氏が26年率いた古巣のベンチに戻るのは、2013年の退任後では初めてとなる。
英国・アイルランド選抜が対戦するのは、ベッカム氏が所属したACミラン(AC Milan)とパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)で指揮官を務めたカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)氏率いる世界選抜となっている。同チームにはジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏が名を連ねる。
その他の参加選手は、来月発表される予定となっている。
ベッカム氏は英国放送協会(BBC)のラジオ1(Radio 1)に対し、「私が電話をして依頼しました。彼(ファーガソン氏)は父親のような存在です」とコメントした。
「先日、久々に会いました。(選手時代に)ワインやビールの入った小さなグラスを手にして、彼の前にいることを想像したこともありませんでしたが、先日誰かがワイングラスを手渡す中、そのワインを後ろ手に隠しながら、20分間話したんです。私や、ニッキー・バット(Nicky Butt)、ポール・スコールズ(Paul Scholes)は同じことを口にしましたね。みんながみんな、ワイングラスを後ろ手に隠してたんです」
(c)AFP