元マンUのキーン氏、「背番号7はベッカムじゃなかった」
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【10月8日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で主将を務めたロイ・キーン(Roy Keane)氏は、当時のアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督が、デビッド・ベッカム(David Beckham)氏ではなく、自分に背番号7を渡そうとしていたことを自伝で明かした。
2005年、円満とはいえない形でユナイテッドを去ることになったキーン氏は、出版されたばかりの自伝『Second Half』で、当時の出来事を振り返っている。
エリック・カントナ(Eric Cantona)氏が退団した1997年、ファーガソン監督は、7番をベッカムに与えるつもりはなかったという。ユナイテッドの7番といえば、ブライアン・ロブソン(Bryan Robson)氏、ジョージ・ベスト(George Best)氏、そして後々、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が引き継いだユニホームでもある。
キーン氏は著書の中で、「ユナイテッドで『7』は伝統的な番号だった」とすると、「エリック・カントナが退団したとき、次の主将について話し合いがあった。そして、『7』という背番号についてもだ」と明かした。
「カントナの前にはブライアン・ロブソン、そしてもちろん、その前はジョージ・ベストだった」
「監督は、僕を事務所の中に招き入れ、僕に7番をつけてほしいと言った」
「僕は、『いいや、僕にとってはどうでもいいことだ』と言った。そうしたら、監督は『ベックスが、喉から手が出るほど欲しがっているのは知っている。でも、彼には渡したくない』と言ったんだ」
それでも、キーン氏はそれを断り、ベッカムの手に7番が渡ったとしている。
キーン氏は、現役時代にユナイテッドで7度のリーグ優勝を経験し、イングランドFAカップ(FA Cup)や、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)でもトロフィーを掲げた。(c)AFP