ISLの人気が高まるインド、「眠れる獅子」の目覚めはまだ先か
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■長期的な計画を
FCゴア(FC Goa)で指揮官を務める元ブラジル代表の伝説ジーコ(Zico)氏は、ISLがサッカーの知名度を上げたことを評価したものの、クリケットから人々の注目を奪うためには、長期投資や時間が必要だと強調した。
元日本代表監督のジーコ氏は、「日本では野球が主流だったが、そのうちサッカー場が増えて、人々がサッカーを楽しめるようになった」と振り返った。
国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長に「眠れる獅子」と名付けられたインドだが、その能力を目覚めさせるには、草の根レベルでの指導者養成が不可欠だとジーコ氏は指摘している。
ニューデリー(New Delhi)を拠点に指導にあたるスティービー・グリーブ(Stevie Grieve)氏も、同様の意見を述べている。
「インドには、子どものころに技術的な指導を受けたプロ選手がいない。だから代表監督は、本来であれば12~13歳のころに習っているべき技術を、実際に教えてやらなきゃいけないんだ」
U-16インド代表が成績を出し始めていることもあり、グリーブ氏は、この成功が原動力となって「少なくとも18年以内には」W杯出場国になるだろうとの見解を示した。
ISLは「草の根レベルの育成プログラムを全面的に推進」していくと述べており、FCプネ・シティ(FC Pune City)を指揮する元イングランド代表のデビッド・プラット(David Platt)氏も、ISLと全インドサッカー連盟(AIFF)、国内リーグが協力していくことが重要だと語った。
しかしAIFFは先日、国内に8つのアカデミーを開設する計画を棚上げし、ゴア(Goa)にメーンとなる施設を立ち上げることを決めたばかりだった。(c)AFP/Peter HUTCHISON