【9月27日 AFP】15-16スペイン1部リーグは26日、第6節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は0-0でマラガ(Malaga CF)と引き分け、リーグ首位の座を明け渡した。

 本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で31本のシュートを放ったレアルだったが、活躍をみせたマラガのGKイドリス・カルロス・カメニ(Idriss Carlos Kameni)の牙城を崩せず、首位の座を奪われた。

 レアルのラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督は、いら立ちの募る試合を振り返り、「マラガのGKがマンオブザマッチに選ばれたということは、少なくともチームの攻撃陣は仕事をして、数多くのチャンスを作り、相手はそれを何本も防がなければならなかったということだ」と語った。

 レアルはこれで、スポルティング・デ・ヒホン(Real Sporting de Gijon)と対戦した開幕戦を含め、今季2度目のスコアレスドローとなった。そして、リーグ戦6試合で勝ち点4を落とし、同日勝利したFCバルセロナ(FC Barcelona)には1差をつけられている。

 ベニテス監督は今後の課題について、時計の針が刻々と進み、脚も動かなくなる終盤に落ち着いて試合を運ばなければならないと考えている。

「私としては、試合の大部分でサイド攻撃も中央突破もうまくいっていたと思う。しかし最後の5分は、落ち着いてボールを動かすことを忘れてしまったようだ」

「今はまだシーズンの序盤で、これだけ多くのチャンスが作れているのは非常に明るい材料だ。相手のカウンターに対する備えをしっかりして、終盤でも落ち着きを保てるようにしなくてはならない」

 レアルでは、イスコ(Isco Alarcon)のシュートがゴールラインを割り、ウェリグトン(Robson Weligton)がクリアしたのはゴールイン後だったようにもみえたが、得点は認められなかった。

 スペイン1部リーグではイングランド・プレミアリーグと違い、ゴールライン・テクノロジー(GLT)はまだ導入されていない。

 この場面についてベニテス監督は、「まだリプレーを確認していないが、ほかのリーグで使われているゴールライン・テクノロジーは、必ず審判の助けになるはずだ」との見解を示し、GLTの導入を支持した。(c)AFP